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蛮 「銀次よろこべ!合体技が完成したぞ!」
銀次「は?なんの?」
蛮 「クリスマス・ケーキとプレゼントの、だ。」
銀次「要は蛮ちゃん、ありまおんせんでぜーんぶ使っちゃったんでしょ?」
蛮 「いや、違う。年末には戻ってくる。」
銀次「ねんまつじゃんぼりーってやつだ。あはははは、はぁ。」
蛮 「まぁ、1億円あたるぞ。みてろって。」
銀次「蛮ちゃん、バラで買っても何故か300円も当たらない時あったよね…」
蛮 「るさい!ほれ。」
銀次「…あんぱん?しかももしかして…」
蛮 「そうだ。木村屋のあんぱんだ。」
銀次「見るだけだったのに…こうして手にとれるなんて…ありがとう、蛮ちゃん。大好き~!」
蛮 「おお。…その穴に、ほれ。」
銀次「どうみても、近くの寺か神社からかすめとってきたようなろうそくにしか見えないんですが…。」
蛮 「気は心だ。ほれ、クリスマスケーキに限りなく近いクリスマス・アンパンだ。」
銀次「嬉しいには嬉しいけど…フクザツ……」
蛮 「ああン(語尾上がり)?オレ様のプレゼントが頂けない、と?」
銀次「ううん!ううん!じゃあ早くライターで火をつけてよー!」
蛮 「へーへー。」
銀次「わー、なんか焼き菓子にろうそくつきたててるみたい。」
蛮 「それもなんかビミョーな表現だな、おい。」
銀次「ふーしていい?蛮ちゃん。」
蛮 「ああ、お好きにどーぞ。」
銀次「ふー…メリークリスマス!」
蛮 「あー、めりくり。…さっさと食っちまえ。」
銀次「う…うん。美味しそうっ!いただきます!」
蛮 「美味いか?美味いだろ?木村屋のあんぱんだぞ?」
銀次「…………かびはえてる。」
蛮 「ああン?」
銀次「蛮ちゃん、あんこ、緑色。」
蛮 「あ゛。」
銀次「嬉しいよ。嬉しいけど……お金はすかんぴん。帰りに夏実ちゃんが渡してくれたアンパンのつぶあんのほうを蛮ちゃんが食べちゃったんだ……………」
蛮 「ち、ちょっと待った。何でそこまで知ってる?」
銀次「さっきカヅッちゃんが来たぞって、携帯に波児から連絡があったんだ…「木村屋のあんぱん」買ったから皆さんでどうぞ。」って言ってたって。カヅッちゃん、俺があんぱんでもつぶあんが大好物なの知ってたから、二つ買っておいてくれたんだ。それを知らないでレナちゃんが食べちゃったのは許せるよ…」
蛮 「ぎ、ぎんじくん、それはね、うぐいすあんって言って…」
銀次「蛮ちゃんが『くそー、なんであーゆー時にガッチガチの銀行レースになんだよ!』とか言いながらつぶあんのあんぱん、食べたんだよね…。」
蛮 「そ、それは気づかないで…」
銀次「いつも見てたもん。片方には桜の花の塩漬けが乗っかってるって。だから……」
ぼろぼろぼろぼろぼろぼろぼろ
蛮 「わー!泣くなっ!銀次ぃっ!」
銀次「蛮ちゃん、知っててつぶあんのあんぱん食べたんだ。で、クリスマスプレゼントって言って、俺に緑色のパンを渡してくれたんだ………。とっても嬉しい…」
そっと蛮の手を握る銀次………
雷銀次「なんて言えるかドアホゥ!!」
そのまま30秒間、蛮の体のみに調整された電撃が流れる。
銀次「一生懸命雷帝と頑張って蛮ちゃんきれーにしたのに。…俺はみどりいろパン。くすん。いいもん。」
銀次、半雷帝状態のまま車のドアを開ける。
銀次「じっかへかえらせてもらいますっ!」
泣きながら走り去る銀次。
蛮 「…じっかの意味、分かって言ってるか…?」
黒こげのまま、ぼつりと言う。…しばしあって、慌てて3箇所に電話をかける。かけた後、思い切りあせる。
蛮 「迷子になりやがった…上に…まだ気づいてない。…うわぁ…」
師匠も走る時期。走れ!蛮!(…つづくの?)
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こちらにも表記しておきますが、携帯に対応している掲示板があります。ひょこっと感想など書いてくださると、チューペット歩き(謎)しながらフラメンコの手拍子しながら「アレ!」とフェンシングの試合開始の言葉をいうくらい大喜びします(どんな喜び方が自分でもすでに理解していない)。
上の「リンク」にもはってありますが。
へごれけーじばん(http://hegore.b.9-1.jp/)
よろしくです~。