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ゲットバッカーズの方々の日常的な会話集・他
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蛮 「おい、波児。」
波児「なんだ?」
蛮 「あの「ぎんじぎんこう」ってヤツから引き出すことはできんのか?」
波児「おお。引き出すことは可能だぞ。」
蛮 「じゃあ、引き出し。残高照会は?」
波児「第一暗証番号。
蛮 「はぁ?暗証番号?しかも第一?あのバカにそんな知恵あったんか?」
波児「ああ。…というか、お前避けだ。」
蛮 「…チッ。ヒントは?」
波児「第一の暗証番号のヒントは…「くるまのなまえ」だ。」
蛮 「スバルじゃねーの?」
波児「ぶぶー。ちなみに全部で3回間違えると、銀次に報告がいくからな。」
蛮 「なんだよ、それ……あー、銀次のことだ。「てんとうむしくん」」
波児「ピンポーン、正解。第二暗証番号。5秒のうち答えよ。」
蛮 「は?」
波児「186×57は?」
蛮 「へ?」
波児「5・4・3・2・1…ぶぶー。」
蛮 「ちょっと待て。銀次もこんなことやってんかい!」
波児「いや?お前対策。」
蛮 「………銀次のヤロー……」
波児「第二暗証番号にもう一度挑戦するか?」
蛮 「無論だ。おい、電卓貸せ。」
波児「電卓の使用は禁止されてます。」
蛮 「……もう一度、挑戦。」
波児「ああ。684×587は?」
蛮 「(考えて考えて考えて…)401508!」
波児「お、ギリギリで正解。…第三暗証番号
蛮 「ちょっと待てぇい!
波児「ああ、これで最後だ。」
蛮 「こいやぁ!
波児「(がさごそ)『まるのせんを、そのまるのまんなかをとおってはんたいがわにいくながさをわったかず』」
蛮 「………………………凄まじく要約すると、円周率か。10ケタくらいまでなら平気だな。」
波児「小数点からはじまって、38番目から48番目の数字。」
蛮 「……………は?」
波児「5・4・3・2・1………ぶぶー。」
蛮 「な、ナンなんだ?そりゃ。」
波児「『蛮ちゃんならこれくらいはできるかなぁ』と心配してたが、「ありえない」と答えておいたぞ。ああ、ちなみに。」
蛮 「?」
波児「第二暗証番号の掛け算は今は3桁になっているが、来週からは4桁になる。第三暗証番号は…ここの紙に…」
蛮 「…………」
波児「100桁まで書いてあるから、そこから自由に問題を出して良いことになっている。」
蛮 「ちょっと待った。」
波児「待ったまったうるさいな。お前は。」
蛮 「その問題出したの誰だ?パソコン小僧か?」
波児「いんや、銀次その人だ。「ちょっと待ってて~」と考えてから、すらすらと100桁以上まで言いのけたぞ。」
蛮 「…天子峰だな。
波児「さぁ。」
蛮 「絶対に天子峰が教えたに違いない。あー、円周率を出す公式はどうだったか…」
波児「悩め、若者。んでもって相棒の金を無断で使用したことを後悔するんだな。」
蛮 「は?」
波児「銀次曰く『雷帝直結だから~』だとさ。」
蛮 「…………………」
波児「ああ、ここ吹っ飛んだら、お前に請求書がいくからな。」
蛮 「…………………」

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「飲み食い会」終了後


銀次「あー、おなかいっぱい!」
蛮 「銀次。」
銀次「なに?蛮ちゃん。」
蛮 「お前、俺の体、なにかしたか?」
銀次「うん。雷ちゃんと二人がかりで。」
蛮 「なにをした!
銀次「んー、…ごめんなさいっ!」
蛮 「…怒らないから、何したか言ってみろ?」
銀次「まず、俺と雷ちゃんとで蛮ちゃんの体を全部スキャンして、悪くなってるところを全部みつけたの。」
蛮 「…へ?」
銀次「俺は発電機役だったけど、雷ちゃんは蛮ちゃんの肺とかにある黒いの…ヤニ?を全部分解して吐いてから、脳の血管から足の毛細血管までの良くない血とかを全部手に集めて…手首切っちゃった。ちゃんと傷ひとつなく治したけど…ごめんなさい。」
蛮 「…だからこんなに体が軽いのか…。」
銀次「体内に入っている悪いウイルスとかも全て除去しておいたから。」
蛮 「…どうしてそういうことをしたんだ?」
銀次「え…?」
蛮 「俺の体は俺のものだ。勝手にしていいもんじゃねぇ。てめぇも勝手にいじくられたら嫌だろ?」
銀次「…うん。………でもね。」
蛮 「………」
銀次「俺、誕生日プレゼント、何も考えられなかったんだ。出来るのは少ししかないし。蛮ちゃんはパチンコでいないし。…でね、パチンコ屋さんの空気とか吸って思ったんだ。「体に悪いなぁ」って。」
蛮 「…で?」
銀次「俺のデタラメ体は、ご飯食べて寝れば治っちゃう。でも蛮ちゃんは違う。…タバコ吸ったら肺が黒くなるんでしょ?頭使いすぎたらなんかすごいことになっちゃうんでしょ?…だから…だから…(ぽろぽろ)」
蛮 「………」
銀次「そう考えてたら、マリーアさんが来て、「雷帝に蛮の体を見てもらったらいいじゃない。」って言ってくれて…嬉しくなってすぐとびついちゃった。」
蛮 「…ちょっと待て。」
銀次「?」
蛮 「今、マリーアって言ったな?」
銀次「うん。それが何か?」
蛮 「結局またあのクソババアの手のひらで踊らされてたのか(がっくり)。」
銀次「ううん、違うよ、蛮ちゃん。確かにマリーアさんの話に飛びついたのは確かだったけど、雷ちゃんともおしゃべりしたかったし、二人がかりで作業するのなんてもう二度と多分ないから…それにマリーアさんにも「これ」は出来ないって言ってたから、ちょっと有頂天になってた。ごめんね。すごく悪かったよね。ごめんなさい。ごめんなさ…ひっく…ひっく…」
蛮 「(ぽん、と頭に手を置きくしゃくしゃとかき混ぜる)…悪かった。」
銀次「ううん、ううん…ひっく…ごめん…ひっく…なさい。」
蛮 「謝るな。お前は悪いことを全然していない。むしろ良いことをしてくれた。サンキューな。」
銀次「でも…勝手に体を…」
蛮 「考えてみたら、人間ドッグに行って、検査ついでに精密な手術を受けたと思えば凄まじくラッキーなことじゃねーか?」
銀次「人間ドッグ…にんげんいぬ…?前に無限城でヘンな博士が人の首と犬の胴体組み合わせて歩かせてたけど蛮ちゃんもそうしたいの?
蛮 「果てしなく違う!ありえねーから!こっちでンなことしたら世界を揺るがす大騒動だ!人間ドッグというのは…一日かけて、体のあちこちを検査することだ。」
銀次「ふーん。蛮ちゃん頭の犬だからばんけんだね。それともウニ犬?
蛮 「その話はもう頭から削除しろ!
銀次「はぁい。」
蛮 「それを受ける前の日は夜は何も食べられないし飲めないという話だ。それをタダで受けられて、なおかつ手術も受けたと。」
銀次「…そう…なるの…かな?」
蛮 「そうだ。金をいくら払っても買えない「健康」というプレゼントをくれた。この稼業、健康が資本だからな。」
銀次「うん!」
蛮 「…だから、すばるへの帰り道、せっかく健康にしてもらった体をわざわざ風邪にさらしたくない。おい、銀次、その今から首を吊りますくらい長いマフラー、ちょっと貸せ。てめぇはこれだ。」
銀次「な、なにするの……え?手袋?しかも左手だけ?」
蛮 「てめぇの無限城のお仲間の萌えだかなんだかに乗るわけじゃないが…ほれ、出来た。右手だせ。」
銀次「……うん。」


 している手袋は同じ色。

 長いマフラーは二人の首に。

 そして握られる、暖かい右手と左手。

銀次「誕生日おめでとう、蛮ちゃん。」
蛮 「おうよ。」


 街灯の光の中、黒い影のマッチが二本。それが二つの線で繋がれて。
 ややあって、ちょっと太い一本のマッチになった。

 離れて、マッチは二本。 目指すは寝床の車。

 
寝床についても同じ格好。片方は毛布をかけ、寝息は安らか。

 もう一人はその姿を見ている。


「サンキューな、雷帝。」

 もう「一人」の銀次。実体化できない存在。彼は「銀次を守る」だけに生まれた。それをこの為にわざわざ「本体」から抜け出すというのは、雷帝も、そして銀次にもかなりの負担をかけたのだろう。肉体的・精神的にも。

「ありがとな、銀次。」

 笑った顔は、マッチの小さな火の暖かさ。柔らかさ。

「最高な贈り物だ。」

 そっちを向きながら、瞳を閉じる。

 すぐに眠りは訪れた。


銀次「あ…戻っちゃった。帰っちゃったんだ。」
蛮 「なーに泣いてるんだ?」
銀次「あ、蛮ちゃんだ!わー!」
蛮 「…って、抱きつくな!おい!」
銀次「今日一日会えなくて寂しかった?俺、ちょっとだけ寂しかった。」
蛮 「銀次…」
銀次「でもね、「蛮もどちゃん」がいたから、ちょっとだけですんだんだよ。」
蛮 「そうか。じゃ、今は?」
銀次「サイッコー、です!」
蛮 「そか。よし。」
銀次「ささ、ドアを開けてくださいな。」
蛮 「はぁ?まぁ、いいが。」

 カチャ… カランコロン

『HAPPY BIRTHDAY!』

 パン!パパパパン!

蛮 「うぉっ!な、なんだ?」
銀次「蛮ちゃん、誕生日、おめでとう!」
レナ「ケーキ焼きました。でもローソクは吹き消さないと思うので。」
夏実「タバコを口にくわえて下さい!」
蛮 「ん?ああ…?」

 電気が消える。 

 どこからともなく、シュッ、シュッ、と音がする。

蛮 「…マッチ?」
波児「お前の歳のローソクのかわりに、お前のタバコに歳のぶんだけのマッチでタバコに火をともしてくれるんだとよ。卑弥呼ちゃんのアイデアだ。」
ひみ「ち、ちょっと…!」
蛮 「おー、ちったぁいいアイデアだすじゃねーか、貧乳。」
ひみ「うるさい!」
蛮 「あちち…眉が燃えるだろーが!」
ひみ「そんくらいがいいのよ。」
へぶ「そーかもねー。」
蛮 「てめぇら…(ギリギリギリ)」
波児「まぁ、それくらいにして。女性の方々はバードアイズ・マッチといって燃焼時間が長いヤツだけど…女性から。」
銀次「蛮ちゃん、こーゆーの、れでぃーふぁーたーっていうんだよね!」
蛮 「(頭殴る)…女性がオヤジでどーすんだ?…しかも言語混ざってるし。レディーファーストだ。覚えておけ!銀次。」
銀次「はーい。」
蛮 「よし。」
まり「ホントに仲がいいわねぇ。お二人さん。」
銀次「そうなんでーす。あ、マッチ、はい。蛮ちゃんお渡ししますっ!」
まり「ありがとう、銀ちゃん。…そして雷帝。本当にありがとう。」
銀次「…………。」
蛮 「?」
まり「まぁいいわ。蛮、誕生日おめでとうございます。蛇遣い座をはじめ、遍く連なる星々の加護を…(ぼっ)」
蛮 「……キュ。」
まり「(笑み)どういたしまして。じゃあ次、夏実ちゃんとレナちゃん。」
夏実「はいっ!…蛮さん、お誕生日、おめでとうございます。(ぼっ)」
レナ「蛮さん、ハッピーバースデーです。おめでとうございます!(ぼっ)」
蛮 「ありがとよ。」
ひみ「じゃあ…あたし?…ヘヴンに連れられてきたけど…しょうがない、祝ってあげるわ。とりあえずおめでとう、蛮(ぼっ)。」
蛮 「おぅよ。」
へぶ「しょうがないにしては色々やったわよねー(にやにや)。」
ひみ「うるさいわねぇ。その長い髪、炭化させてもいいのよ?」
へぶ「やーねぇ。もう。これだから。」
ひみ「なんですってぇ!
銀次「あ、あの…
へぶ・ひみ『うるさい。』
銀次「(タレ)うきゅう。」
蛮 「ほれ、オバケ嫌いの銀次も怖がってるんだからやめておけよ。」
へぶ「……ビミョーな表現。」
ひみ「……以下同文。」
へぶ「ま、いいわ。ハピバ、蛮くん。またジジイに一つ近づいたわねぇ。おめでとう。(ぼっ)」
蛮 「ヘヴン、祝ってるのか?嫌味いってんのか?」
へぶ「あらやだ。あたしの言葉が嫌味に聞こえるなんて。まっ。蛮くんの受け止め方が捻じ曲がってるだけよ。」
蛮 「卑弥呼!火炎香。
銀次「(タレ)ばんちゃーん、ばんちゃーん(頭の上でビチビチビチ)。おちついて~。」
蛮 「(タレ銀次を頭から引きずり落とす)(それを地面に叩きつける)ん?(グリグリと踏みつける)なんか言ったか?銀次。(ぐりぐりげしげし)」
銀次「(タレ)ん゛あー!ん゛あー!」
ひみ「…キモ…いけど、ムゴ…」
へぶ「いつも思ってたけど、小動物虐待はいけないわ!」
ひみ「小動物…まぁ、幼児でもないわね。」
蛮 「違うわボケ、これは銀次が早く物覚えがよくなりますようにという祈祷だ。」
まり「…魔女がウソいってどうするの。蛮。また戻りたい?
蛮 「………(無言でタレ銀次から足をはずす)…ちっ、火が消えた」

ぽっ

蛮 「お。サンキュ。(ぼっ)」
波児「…おい。」
蛮 「なんだよ。」
波児「…いや、何でもない。次男性陣いくぞー。…って、やってねぇのは俺と銀次だけか。俺からいくぞ。」
銀次「うん。波児。」
波児「ほらよ。…誕生日おめっとさん。代理も含めて、な。」
蛮 「?代理?」
波児「お前は知らなくていいかもな。」
蛮 「?」
まり「そうねぇ。まだまだ修行が足りないわねぇ。蛮。」
波児「…見えてましたか?」
まり「それはもう。こう見えても魔女ですから。あそこから火だけを飛ばしてくるなんてすごいわね。」
波児「そうですね。」
蛮 「なんなんだ?」
波児「まぁ、いつか話してやるよ。次、ぎん…」

カランコロン

花月「おや、間に合いましたか。」
笑師「うーん、半被着てもらおうかと…あ゛。」
士度「どうした?」
笑師「朔羅ハンから預かってたブツ…手渡すの忘れてました…(がくがくぶるぶる)
花月「ご愁傷様。マッチは?」
波児「ほい、これ。」
花月「(うけとって)ありがとうございます。(しゅっ)」
蛮 「うぉっ。」
花月「なんです?そのリアクション。ああ。銀次さんの相棒の誕生日は祝わないとということで。お誕生日おめでとうございます。銀次さん泣かしたら…切ります。あそこを。ぼっ)」
蛮 「てめぇ…祝いにきたのか?脅迫に来たのか?マジで。」
花月「いやだなぁ(さわやかな笑みだけど暗闇なので誰も見えない)、美堂くん。銀次さんの相棒を祝わないでどうします?」
蛮 「てめぇとは一回決着つけねーとな。」
笑師「美堂ハン、お誕生日、ハピハピハピハピバのビバノンノンノンですわ~。」
蛮 「ドリフ…ホントにドリフだ。」
波児「どっどっドリフのだいばくしょー♪
レナ「え?ドリフって何ですか?マスター、その歌なんですか?って…何で皆さん突っ伏しているんですか?、銀次さん?」
銀次「さぁ?俺も良くわかんない。」
レナ「天然の…しかもジェネレーションギャップに関するツッコミは…」
まり「ち、ちょっと痛かったわねー(苦笑)。」
笑師「では僭越ながら…マスター、すんません、アレを…。」
波児「(ため息)ほらよ。」
笑師「(ゴトンと床に置いて)はい、無限城の面々も含めて~(しゅっ)……(シュー…バチバチバチバチ)」
蛮 「おい!なんで花火なんだ!」
笑師「いや、MAKUBEXが「美堂くんをそのまま打ち上げてもいいですね。」にこやかに言っていたので、妥協案ですわ。ほらほら、早くタバコを!」
蛮 「つけられっかー!
笑師「根っこのほうでつけられまっせ?」
蛮 「(無言でタバコだけを近づける)…これでいいだろ?」
笑師「おっけーだと思います。ね、MAKUBEX。」
まく『(勝手にパソコンが立ち上がる)まぁ、及第点かな?』
朔羅「笑師、アレを渡さなかったのは…あとでお仕置きですから、ね(にっこり)。」
笑師「…今渡してもエエですか?」
朔羅「まぁ、いいでしょう。萌えですから。本当は雷帝とが良かったのですが…まぁ、妥協しましょう。」
笑師「ありがとうございます。女神さまっ!」
蛮 「講談社でも雑誌が変わってるぞー。
笑師「まぁまぁ、朝・昼・午後ですから。あってますでしょ?」
蛮 「まぁ、確かに。…あまり言うと作者が俺らが奪還屋始めたころの歳のやつらを寄越しそうだから、これ以上のツッコミはやめておく。」
笑師「…おおきに(消えた花火を床に置いた水の入ったバケツに捨てる)。」
士度「次は俺だ。ほれ。」
蛮 「……猿マワシ、猿知恵か?
士度「ああン、何だ?」
蛮 「何で松明なんだ?」
士度「仲間とマドカのぶんだ。」
蛮 「だから松明かいっ!」
士度「いいだろう?ウニ頭ならトゲが一つなくなっているだろうが、その頭なら燃えねーだろ。」
蛮 「…ちっ(それでもタバコに火をつける)。あんがとよ。マドカちゃんと仲間に礼を言っておいてくれ。」
士度「ああ。…って、俺はなしか。」
蛮 「ったりめーだ。誕生日に脅迫するわ松明もって来るわ花火もってくるわ、無限城のやつらは何考えてるんだ!」
士度「それだけビックサイズなんだ(言いながら笑師のバケツの中に松明を入れる)
銀次「…俺も無限城育ちなんだけど…(ぽつっ)
蛮 「…ちっ、最後だろ、銀次、つけろ。」
銀次「…うん!(しゅっ…ぱきっ)…あれ?」
一同「…………」
銀次「(しゅっ…ぱきっ…しゅっ、ぱきっ)…わーん、つけられないぃ(涙)」
蛮 「しゃーねぇな。マッチを左手に持って、右手を少し離して軽く放電しろ。」
銀次「…うん。(ぱちっ…ぼっ)…ついた!ついたよ蛮ちゃん!」
蛮 「おーおー、ほれ、早くつけろ。」
銀次「うん。蛮ちゃん、誕生日おめでとー!」
蛮 「サンキューな、銀次。」
銀次「うん!」

ここで電気がともる。テーブルの上には食べ物と酒を含む飲み物がたくさん並んでいる。

波児「さぁ、とりあえずパーティ、という言葉はこいつにゃ似合わねぇから、飲み食べ会とするか!」
一同「しましょー!」
銀次「すごいねぇ、蛮ちゃん。俺が聞いていたよかすごい!」
夏実「ケーキはあたしとレナちゃんとマスターの共同制作です。」
波児「おい、俺は…。」
レナ「いえいえ。ありがとうございます。マスター。」
波児「……ま、いいか。よし、適当に座ってはじめろ。」
全員『はーい!』


花月「全て見ましたし、お土産も買ったところで?」
雷ちゃん「我々は先に戻る。」
花月「なら、僕たちは後ほど戻ったほうがいいですね…HONKY TONKへ。」
雷ちゃん「…そうだな。花月、士度、笑師…感謝する。…では行くぞ、銀次。」
銀次「うん。じゃ、後でねー。」
笑師「待っててやー!」
銀次「きっとねー♪」


銀次「わー、ガンガン線、スキスキだねー♪」
蛮もど(…いや、マガジンだし講談社だし。そっちはSQUARE・ENIXだろ?)
雷ちゃん「………」
銀次「蛮ちゃんに会ったら…お礼言わなきゃ。今日だけだもん。雷ちゃん…雷帝とこんな長い時間おしゃべりして、平和な時間すごしたの。本当に魔法みたい。」
雷ちゃん「シンデレラとやらは12時になったらもとに戻るんだろう?」
銀次「……そうなんだけど………ま、いいや。ふわぁ、もうすぐで新宿じゃない?」
雷ちゃん「そうだ。」
銀次「そっか……早く会いたいかも。蛮ちゃんに。」
雷ちゃん「…そうか。」
銀次「うん。」
雷ちゃん「…なら、このドアを開けた瞬間に、この体にアレが戻る。」
蛮もど(…お、おい?)
まり(…わかったわ。)
蛮もど(え゛?)
まり(いやぁね、この私が自分が作ったモノに印をつけないでどうすんのよ!)
蛮もど(…クソババア。)
銀次「え?雷ちゃん…戻っちゃうの?」
雷ちゃん「今日だけ特別だ。アレのためだけに、な?」
銀次「まぁ、そうだけど…。マリーアさんと仲良くしてるかなぁ」
マリ(してるわよー♪)
蛮もど(勝手にするな!

 HONKY TONKの前に車が止まる。

雷ちゃん「銀次、これからも一緒にいるから。」
銀次「うん。そうだよね。」
雷ちゃん「お前を、守る。」
銀次「(涙声)うん…うん。」
雷ちゃん「いち、にの、さん、でドアを開ける。いいな?」
銀次「(頷く)」
雷ちゃん「では…いち、にの…」
二人『さん!』


花月「あ、待ってましたよ!」
銀次「(リアル)わー、すごいねー。人がいっぱぁい!」
雷ちゃん「落ち着け、そこに座れ。」
銀次「うん。雷ちゃんも一緒ね。」
雷ちゃん「…ああ。」
笑師「はい、銀次ハン、蛮もどちゃんですわ。お返しします。」
銀次「ありがとー。蛮もどちゃんも一緒に見よう♪ねー。」
雷ちゃん「こちらも戻しておく。」
花月「ありがとうございました。」
蛮もど(………はっ…何で銀次の膝の上に…?)
雷ちゃん(寝てたか。)
蛮もど(しゃーねーだろ?つまんねーし。)
雷ちゃん(なら今度は銀次と来い。銀次も不安定になっていた。)
蛮もど(………)
士度「始まったようだな。」
笑師「すごいですなぁ。スピーカーも全てコンピュータ管理ですか。」
銀次「そうみたいだね。どんな人の耳にも均一に聞こえるようになっているんだよ。だから音量とか位置とか色々細工してあるんだよ。」
花月「…銀次さん、ここはとりあえず夢の世界を楽しみましょう?」
銀次「はぁい。」
士度「すげぇな、こりゃ。」
笑師「おったまげですわ。」
銀次「あれくらいなら…えーぃ…」
全員「はりあうなー!
銀次「え、ダメ?」
全員「ダメ。
銀次「だってさー、重そうじゃない?」
士度「あれが仕事だからいいんだ。」
銀次「そっかー。そうだよね。でもきれいだねぇ。無限城では見られないねぇ。」
花月「きっと見られる日も来ますよ。」
銀次「そうだね。マクベスもいるんだもん、ね。」
笑師「せや。」
雷ちゃん「話してないで、ちゃんと見ないと損するんじゃないか?」
銀次「うん。そうだね。…こんな日は二度とこないかもしんないし。」
全員「………」
銀次「雷ちゃん、ありがとう。蛮ちゃんにも後でお礼言わなきゃ。」
蛮もど(もうもらってるよ。)
雷ちゃん「………」


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プロフィール
HN:
きなこ
HP:
性別:
女性
職業:
よろず
趣味:
いろいろ
自己紹介:
まっとうな生活とはとうの昔に縁を切った、病人で腐女子。コミケやイベントには松葉杖で行くつわもの(キワモノとも言う)。

こちらにも表記しておきますが、携帯に対応している掲示板があります。ひょこっと感想など書いてくださると、チューペット歩き(謎)しながらフラメンコの手拍子しながら「アレ!」とフェンシングの試合開始の言葉をいうくらい大喜びします(どんな喜び方が自分でもすでに理解していない)。
上の「リンク」にもはってありますが。

へごれけーじばん(http://hegore.b.9-1.jp/)

よろしくです~。
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