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「あれ?あの頭の、とっちゃうの?」
「ああ。あれも見たくないだろう。」
「…?」
「手を。電気をくれ。」
「うん。」
「…完了、だね。」
「ああ。…しかし、ここまでメンテナンスが必要なんて…。」
「しかたがないよ。俺らは電気で全てどーにかなっちゃうでしょ?」
「そうだな。では、まずこっちからいくか。」
「ごめんね、ごめんね、苦しいね。」
「…仕方あるまい。手を。手伝ってくれ。」
「うん。」
「辛かったねぇ、ごめんねぇ…」
「泣くな。漏電するだろう?」
「…うん。」
「では今度はこっちのほう、行うぞ。」
「…大丈夫?」
「大丈夫だ。そっちも大丈夫か?」
「うん。平気。」
「ならとっととすませよう。」
「ふぅ。」
「こんな…すごいねぇ。」
「…カッターと、手を。」
「…うん。」
「手首切って、大丈夫?」
「そのために俺とお前がいるんだろう?」
「うん。そうだよね。」
「さっさとやって、終わらせる。」
「ほぼ真っ赤になったね。」
「ああ、真っ黒が真っ赤になった。いいだろう。」
「…やっぱり止まって、傷が消えたね。」
「お前のおかげだ。」
「えへへ。」
「パレードは花月たちが場所をとってくれるだろう。食べて、少し休むぞ。」
「はーい。」
「おなか一杯。」
「食べたな。」
「うん。」
「では、ほれ。」
「う…鼻コンセント。」
「あそこにコンセントがあった。38パーセントほどタレろ。で、充電。」
「うん(変換)。はなにいれましたー。」
「じゃあ、見つからないように…この芝生で寝る。お前は上でタレて寝てろ。その間に電気はもらっておく。」
「はーい。おやすみなさーい。…うれしいな。はじめてだもん。」
「そうだな。おやすみ。」
士度「銀次、雷帝。」
銀次「あ、士度!カヅッちゃん…笑師?何その格好は?」
笑師「面白いでっか?今無限城で流行してるんですわ。」
花月「(そんなモンはやらないはやらない)」
銀次「へー、そうなんだ!すごいねぇ。」
雷ちゃん「どれ、俺がやってやろう。」
笑師「へ?」
雷ちゃん「電波が無限城に飛んでいるのは分かっている。MAKUBEXだろう?」
笑師「は…はい。」
雷ちゃん「あの少年王にも休暇は必要だ。…銀次。」
銀次「んあ?」
雷ちゃん「コレを俺が預かったから、代わりに笑師にそれを渡しておけ。」
銀次「えー?蛮もどちゃん?」
ぶぶっ
花月「『蛮ちゃんもどき』…ですか?」
銀次「うん!…良く分かったね?」
花月「ええ、分かりますよ。…では、こちらでお預かりしましょう。…では雷帝、集合の時間は?」
雷ちゃん「…最後のパレードが終わってからだ。銀次が見たがっているからな。」
銀次「えへへ…あのね、あのね、カヅッちゃん!」
花月「どうしたんですか?銀次さん?」
銀次「さっきねー、逆ナンされたんだよー!」
花月「それはそれは…無謀なことを…」
銀次「でも、やっぱ断っちゃった。だってさー、雷ちゃんと二人だもーん♪」
蛮もど(俺もいるが…)
雷ちゃん「そうだな、銀次。」
蛮もど(無視かよ。)
銀次「じゃあ、蛮もどちゃん、よろしくお願いするねっ!」
雷ちゃん「ああ、くれぐれも遊びすぎるなよ。銀次が悲しむ。」
花月「…わかりまし、た。行ってらっしゃい、銀次さん、雷帝、それと…」
銀次「…それと?」
雷ちゃん「行くぞ。」
銀次「う、うん。またね、カヅッちゃん。」
花月「あーあ、念を押されちゃいました。仕方ありませんね。」
士度「残念でした、またどうぞ。という感じだな。」
蛮もど(をいをいをいをいをいをい…)
士度「午前中は銀次目当てで波児も大変だったらしいな?」
花月「ええ。ある程度の電化製品なら治せますし。回路とかも全部調べられますから、指先とピンセットと接点復活剤のみで十分でしたし。」
士度「集合演算…云々がイカれている時はMAKUBEXに連絡いれて、それをそっくりそれにコピーしてた。」
蛮もど(…………ホントーに銀次が?)
花月「ええ、本当です。あなたは銀次さんをバカ扱いしてますが、視点を変えるとMAKUBEXに並ぶくらいの天才です。あの人は。」
士度「確かに。」
蛮もど(……ある程度はバトルに関しては頭がいいとは思うが…)
花月「まだ美堂くんは銀次さんの全てを見ていないんですよ。」
士度「そうだな。」
蛮もど(………………)
笑師「はーい♪皆様。おまたっせ。はい、はい、はいのーはい!」
士度「………野郎のみで…この帽子か?」
笑師「いーじゃあーりませんか?こういう所は楽しむためにそういうモノが売ってるんでっせ?」
花月「…言い分は分かった。じゃあ、なんで僕のはカチューシャで、しかもミ○ーなんだ?」
笑師「似合うからで…」
士度「花月、ここはとりあえず遊園地だ。明日にしよう。」
花月「………分かりました。…で、蛮もどきさんは…ステキなペンダントしてますね。」
笑師「ブレスレット買ってみたんやけど…これがホントの「ブタにネズミ」。」
士度「まんまじゃねーか。ネズミのほうが嫌がりそうだ。」
花月「士度、それはいいすぎです。プリンセスたちが逃げ出すくらいにしておきましょう。」
笑師「……それは………」
蛮もど(………早く時間がすぎねーかなー)
朔羅「どうしました?MAKUBEX。」
まく「雷帝が…僕を連れてってくれてるんだ。」
朔羅「あ、あの装置ですか?銀次さんは?」
まく「全く気づいてないみたい。殺気がないと平和だから。ほら見て、朔羅!銀次さん、ネズミの尻尾と耳つけて歩いてます。僕もつけて歩いてみたかったけど…それは我慢します。雷帝の贈り物は最高だから!」
朔羅「本当ですね(MAKUBEX、本当に子供の顔をしてます…感謝します。雷帝と銀次さん)」
まく「これからモンスター・パニック・マンションに行くんです。銀次さん、怖がりだから…楽しそう。」
朔羅「楽しみですね。」
まく「うん!とっても!」
銀次「ホントーに入るの?」
雷ちゃん「大丈夫だ。怖くないぞ?…あんな子供も乗るんだから。」
銀次「雷ちゃん、俺がお化けとか苦手なの、知ってるくせにー。」
雷ちゃん「もちろん。だが、稚拙だがここのバーチャルシステムも上手く出来ているらしい。」
銀次「ほへー。」
雷ちゃん「入るぞ。」
銀次「…雷ちゃん、手、繋いで。」
雷ちゃん「仕方ないな…ほら。」
銀次「うん。ありがとv…うわー、ドア閉まったよー。」
雷ちゃん「大丈夫だ。俺がいるだろ?」
銀次「そうだね。雷ちゃんいるもん。大丈夫だよ。…きっと。」
夏実「ケーキはうまく出来た?」
レナ「出来たみたいです。マスターが後ろで見ててくださいました。」
波児「いやぁ、俺は何もしてねぇぜ?」
レナ「…ありがとうございます。」
波児「まぁな。」
へぶ「はぁい☆お酒買ってきたわよー!そこで彼女と会ったから、ついでに持ってもらっちゃった♪」
卑弥呼(以下ひみ)「本当にもぅ!お歳なんじゃない?あんた。」
へぶ「うるさいわねぇ。」
まり「あら、お疲れ様(二人分をひょいっと持ち上げる)。軽いかるい。ほら、早く入って。寒いからコーヒーよりココア飲んだら?あったまるわよ。」
へぶ「卑弥呼ちゃん……」
ひみ「うん……」
へぶ「女性だけの時、あの人の前で年齢の話をするの、よそうね。」
ひみ「うん。そうしましょう。」
へぶ・ひみ「目、笑ってなかったわよねー。」
まり「はいほらそこ!早く入る!」
二人『はいっ!』
銀次「ふぇーん、怖かった。最後がこわかった!」
雷ちゃん「…これが「コアラ状態」というやつか…。」
銀次「ふぇーん…ぐずぐず…こわくないっていってたのにー、うそつきー!」
雷ちゃん「俺は怖くなかった。むしろ楽しんだ。」
銀次「む゛ー。」
雷ちゃん「まぁ、そう怒るな。ここのココアは非常に美味いらしい。飲んでみるか?」
銀次「雷ちゃんもいっしょ…?」
雷ちゃん「(苦笑)ああ、一緒だ。」
銀次「なら、飲む。」
雷ちゃん「飲んだら…あの作業だ。」
銀次「うん!」
花月「あ、そういえば銀次さん、雷帝。」
銀次「なに?カヅッちゃん。」
花月「MAKUBEXからのプレゼントです。」
銀次「うわぁ、ネズミーランドのチケットだぁ!マクベスー!ありがとう!」
雷ちゃん「銀次がそんなに喜ぶなら…礼を言う、MAKUBEX。」
まく『いえ…せっかくのことだと思いまして。僭越ながら用意させて頂きました。』
銀次「雷ちゃん、電車で行ってみる?ここからだと…んーと、新宿駅に出て…?」
まく『新宿から東京駅に出て、死ぬほど長い廊下を通って、京葉線に乗って、舞浜で降りてください。名前だけでも「マイアミ・ビーチ」、略して「舞浜」ですから。』
銀次「へー、マクベスも良くしってんなー。」
まく『事前に調べておいたんですよ。今からなら午前中に余裕で着きます。』
雷ちゃん「待て。」
まく・銀次『?』
雷ちゃん「車で行くならどういう方法を?」
!!
桃豚(やめろー!俺らの寝床を壊す気かー!)
雷ちゃん「銀次、ちょっと電気を使う。」
銀次「いいよ。雷ちゃん。」
雷ちゃん、小さな声を変換後、桃豚のゴムに振動させる。
雷ちゃん(いい加減黙れ。うるさい。前回の奪還料と今回の奪還料を足したら敷金礼金なしで最低ランクではあるがアパートが借りられるとMAKUBEXから聞いた。)
桃豚(うるせーやい。俺の金は俺の金。銀次の金も俺の金。)
雷ちゃん「マリーア…さん。」
まり「なぁに?雷帝。(笑顔振りまき)」
雷ちゃん「この右手の握力200キロ、というのは変わってないか?」
まり「ええ。身体的能力は全て変わってないわ。ただ、邪眼だけは注意してね。あとアクレピオスも。」
雷ちゃん「了解した。…右手は200キロか。あのピンクいブタ、一瞬でちぎれとぶな。ちぎれとんだら?」
まり「死にます(きっぱり)。」
桃豚(そんなことで殺すなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!)
まり「あなたがそんなことしたり言ったりするからよ。身から出た錆だわ。」
銀次除く全員『全くだ。』
銀次「ねぇ、雷ちゃん。運転できるの?」
雷ちゃん「お前がこいつの運転をつぶさに見ていたからな。一通りは分かっている。」
桃豚(分かっているのと実際と違うのは分かっているだろーが!)
雷ちゃん(変換 うるさい。連れていかないぞ。)
桃豚(へ?)
雷ちゃん(ブタカーナビも必要だからだ。)
ぷっ。
雷ちゃん「それでは行くか、銀次。(桃豚持ち上げつつ)」
銀次「うん。雷ちゃん。…あ、波児!「ぎんじぎんこう」!」
桃豚(ぎんじぎんこう?)
波児「おぅ。今15万たまってるな。」
銀次「ヘヴンさん、あーゆー所って、お金どのくらい使うの?」
へぶ「そーねぇ…オトナな遊びすると上限知らずだけど…フツーのオトコノコ二人なら、昼食・夕食あわせて5万あれば十分でしょ。」
銀次「じゃあ6万!もしもの時に!」
波児「あいよ。…ほい。確かに手渡したぞ。」
銀次「うん、ありがとう!…じゃあ、いってきまーす!」
花月「あ、銀次さん、雷帝。後で僕たちも合流します。」
銀次「うん、分かった!わぁ、楽しみだなぁ。」
雷ちゃん「行くぞ、銀次。」
銀次「うん!雷ちゃん!」
桃豚(何かが違う…何かが………)
車の前
雷ちゃん「鍵…よし、開いたぞ、銀次。」
銀次「うん、ありがと、雷ちゃん。」
雷ちゃん「では、早速行くとするか。(車のエンジンがかかる)」
銀次「うわぁ、雷ちゃんすごい!…でも、道分かるの?」
雷ちゃん「ああ、この桃豚カーナビがついているから。逐一俺に道案内をしてくれる。」
銀次「わーぁ!すごいすごい。よろしくね、ブタくん♪」
桃豚(すさまじーくフクザツな心境…)
雷ちゃん「銀次、シートベルトを締めろ。」
銀次「はーい。…しめたよ?」
雷ちゃん「よし。行くぞ。」
銀次「うわぁ、すごい!安全運転だぁ!」
雷ちゃん「お前の目を通してどれがどう安全で危険かは理解している。」
銀次「…カーチェイスの時も?」
雷ちゃん「あれは仕方が無い。仕事だろう?」
銀次「うんっ!」
桃豚(本当に上手い運転しやがる……銀次がバカなぶん、こっちにとられたか?)
雷ちゃん(変換 大人しくしてろ。)
桃豚(へーへー…て、さっきの「ぎんじぎんこうって何だ?)
雷ちゃん(貴様が知らなくて当然だ。銀次は朝から娘たちが来るまで皿洗いや波児のお使い、さらに機械修理や色々なことをしてきたからな。我々には戸籍は存在しない。貴様が前に言っていたが、故に戸籍というものが存在しない故、波児という銀次が信頼できる男に頼んで金を預かってもらっていた。…大きい仕事で一日40万稼いだ。)
桃豚(……………!)
雷ちゃん(貴様、ここの所、銀次から「ツケ」という言葉が出ていないの気づかなかったのか?)
桃豚(……もしかして………)
雷ちゃん(銀次が全部返済した。貴様が無駄に金を使っている間にな。)
桃豚(……………)
雷ちゃん(銀次は「蛮ちゃんにはナイショ!」と言っていたからな。ここまでは俺の独り言だ。)
桃豚(…雷帝……)
雷ちゃん(なんだ?)
桃豚(次の交差点、左。)
雷ちゃん(………)
銀次「雷ちゃん、蛮ちゃんどうしちゃったんだろう?本当にこの中に入っているの?夏実ちゃんたちはああ言ってたけど?」
桃豚(気づくのおせーよ!)
雷ちゃん「マリーア…さんが持っていたぞ。」
桃豚(うわー、だましていないようでだましてる。)
銀次「そうなんだー。何かするのかな?」
雷ちゃん「あれこれするらしい。」
銀次「そうなんだ。」
桃豚(納得するなぁぁぁぁ! 銀次ィィィィィィィィ!)
銀次「雷ちゃん、どうしたの?急に右手をわきわきさせちゃって。」
雷ちゃん「いや、ちょっとそこにいる桃色の豚の中身を見てみたくなって…。」
銀次「運転中は前を向かないとダメだよ!」
雷ちゃん「そうだな。」
桃豚(はぁ……はい、そこ入って、料金所でチケット貰って、高速へ乗ってくださーい)
銀次「すごーい。雷ちゃん、すごいねぇ。」
雷ちゃん「この豚のおかげだ。後で何かお供え物でも買っておけ。」
銀次「うん!わぁ、安全運転のお守りなんだー(すりすり)…ウニ頭、蛮ちゃんそっくりだねぇ。」
桃豚(中身は美堂様だ。ほれ、もっとすりすりしていいぞv)
銀次「でも、しゃべらないウニ頭は蛮ちゃんじゃないねv」
桃豚(………お前の見方、少し変えたほうがいいのか?)
雷ちゃん(そのままがいいのだろう?)
桃豚(………そうだな。)
HONKY TONK
士度「安全運転で運転しているらしい。」
花月「流石は雷帝ですね。」
笑師「流石にあの車には乗れまへん。」
へぶ「確かに。」
まり「んふふ♪」
夏実「どうしたんですか?マリーアさん。」
まり「蛮が雷帝から叱られてたの。「ぎんじぎんこう」からの話でねv」
波児「ほー、やっぱり雷帝サマもご存知でしたか。」
まり「封印、という形をとっていても、見ることは出来るみたいだから。そこが蛮の甘いところかしら?」
レナ「じゃあ、帰ってくるまでに、したくをはじめましょう!」
笑師「んではワイらはちょっと行ってきます~。…よいしょっと。」
まり「なに?そのちょっとゴツいサングラスみたいなの…?」
花月「これでMAKUBEXがこの視点から立体的にバーチャルを組み立て、自分も経験してみたい。というわけで。」
笑師「実験に巻き込まれましたんや。」
まり「(くすっ)少年王もまだまだお年頃ですもんね。」
花月「そうですね。…一度でもいいから、銀次さんと遊んでみたいのかもしれません。…外で。」
笑師「湿っぽい話は今日はナシにしましょ。ほんなら皆さん、きばってやー!」
夏実「はーい。ありがとうございました!」
ネズミーランドにて。
銀次「うわぁ、すごい、すごいねぇ、雷ちゃん!」
雷ちゃん「すごいな…お前の首飾り。」
銀次「うん。だって何かすごーく安心できるんだもん♪だから連れてきちゃった。」
雷ちゃん「ヒモで首つってるようにしか見えないが…まぁ、いいだろう。」
銀次「わーい、よかったね♪ばんもどちゃん♪」
桃豚(以下蛮もど)(………?)
雷ちゃん「…銀次、その名前の由来は?」
銀次「んー、ウニ頭だし、なんか安心するから、でも蛮ちゃんいないから「もどき。」だから、蛮もどきで略して蛮もどちゃん☆」
蛮もど・雷ちゃん、さりげなく悲しい銀次のネーミング・センスにため息。
銀次「ほらほら行こうよ!色々見て回ろう!」
雷ちゃん「ああ。」
蛮もど(頼むぜ…雷帝。)
銀次「ねーねー、雷ちゃん雷ちゃん!」
雷ちゃん「なんだ?銀次。」
銀次「お願いしても…いいかな?(もじもじ)」
雷ちゃん「何をだ?」
銀次「どうせ蛮ちゃんの体内はフツーの人なみの電気しかないから、俺がわけたげるけど…この人の頭にしてくれないかな?」
雷ちゃん「なになに?ああ、いいだろう。…って、何の髪型だ?これ?」
まく「リーゼントです。ハマの番長ですね。」
桃豚(なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!)
まり「うるさいわよ。」
銀次「?」
雷ちゃん「…まぁ、いいだろう。手順を教えてくれ。」
まく「…はい。まず………」
20分経過
雷ちゃん「どうだ?」
銀次「うわぁ、すごいすごい!キマッてるぅ♪」
桃豚(……………(泣))
士度「(笑いをかみ殺し)今回は同情してやる。」
花月「(腹筋を痛めながら)僕も。」
桃豚(てめぇらに同情されるなら……)
士度・花月『なら?』
桃豚(……雷帝を、いや、銀次を止めてくれ。)
士度・花月『無理だ(です)。』
ヘヴン(以下へぶ)「おはよー!なに?花月クンから話きいて来て見たけど…って………(雷ちゃんを指差し)蛮くん、なにそれ、イメチェン?ぶははははははははははははは!」
銀次「ひどいなぁ、ヘヴンさん、蛮ちゃんは今アレ。こっちにいるのは雷ちゃん。」
へぶ「アレ…ぶはははははははははは…」
桃豚(アレ言うな銀次。しかしチチすらもめねぇこの状況下どうよ…しかも俺が笑われているのか雷帝が笑われているのかわかんねーし。…笑うなー!ヘヴン!)
へぶ「アラほんと。この頭と声には覚えがあるわ。」
まり「私特製~♪」
へぶ「あ、お久しぶりです。マリーアさん。…で、今あのリーゼント蛮のほうは?」
まり「雷帝が入ってるから。」
へぶ「え゛。」
花月「発電機代わりに銀次さんを使うみたいですが、電気もちゃんと出せます。…「蛮くん」とか呼ぶと多分怒ると思いますんで「雷帝」と呼んでください。」
へぶ「ああ…は、はい。」
夏実「しかしまぁ。にぎやかですねー。」
レナ「にぎやかなのはいいことですねー。」
波児「…と言っているそばから、はい、コーヒー、あそこの三人組に。」
夏実・レナ『はーい!』
へぶ「あたしもブルマン」
まり「あ…ごめんなさい。注文忘れてたわ。ブレンド。」
銀次「俺ダッチコーヒー!」
波児「…なんか雷帝が客寄せパンダに見えている今日この頃………」
雷ちゃん「何か言ったか?」
波児「いえ…何にも。」
銀次「雷ちゃーん!次これやって!」
まく『七三分けです。』
雷ちゃん「分かった。銀次。少し電気貰うぞ。」
銀次「ぜんっぜんok!!」
七三、オールバック、ソバージュ、キューピーちゃん、夏実とレナとヘヴンによってたかってお下げ、あみあげ。とりあえず一通りをこなした後…。
夏実「(笑い顔のまま)すごいですねー。蛮さん…の体でこんなに楽しめるとは思いませんでした!」
レナ「あたしもです~!」
銀次「そんなに楽しいかなぁ…?どれもかっこよかったけど?」
雷ちゃん「…そうか?ならいい。」
桃豚(全然よくない。)
雷ちゃん「うるさい、だまれ。」
銀次「雷ちゃん、誰に言ってるの?」
雷ちゃん「…そこのパソコンのカリキュレーション・ノイズだ。」
銀次「そなんだ。雷ちゃんがうるさいと思うならうるさいんだね。マクベスー、少し静かにできる?」
まく「はい。…………どうですか?」
雷ちゃん「…(頷く)」
銀次「すごーい、マクベス!」
波児「…俺のパソコン……あー、ブルマン、ブレンド、できたぞ。」
夏実・レナ『はい!』
波児「…本当…に、蛮の中に雷帝が入っているの…か?」
雷帝「…(頷く)」
銀次「雷帝、ご飯さめちゃうよ!食べよう!」
雷帝「…食べ方は?」
銀次「そーだよね。じゃあ、食べさせてあげる。あーんv」
雷帝「…(無言で口を開け、咀嚼して、嚥下する)」
桃豚(うわー、俺のキャラじゃねぇ!)
波児「だから雷帝だろ?」
銀次「美味しい?雷帝?」
雷帝「(頷く)」
しばし朝食の風景…新婚風……… もだえる桃色ウニ頭ブタ
銀次「うーん。蛮ちゃんの中に雷帝が入ってるって、フシギだねぇ。」
雷帝「そう言われても…な。」
銀次「じゃあ、雷帝足す蛮ちゃん…で。」
一同、なぜか息を飲む。
銀次「雷ちゃん!」
夏実「あ、桃ブタさんが落ちた。」
波児「あまりのことに気絶したんだろ。そこに置いとけ。じき気がつく。」
夏実「はーい。」
まり「はーい、おはよー!どうやらうまくいったみたいね☆」
銀次「おはよーございまーす。マリーアさん。…ほら、雷ちゃんもご挨拶!」
雷ちゃん「…おはよう…ございます。」
まり「んまー、蛮の口からそんな綺麗な言葉が出てくるとは、母親代わりして最高の時!至福の時!」
銀次「でも…中にいるのは雷ちゃんですよ?」
まり「でもいいの!…雷ちゃん?」
銀次「そ。雷ちゃんです。雷帝が蛮ちゃんの中にいるから、足して引いてで雷ちゃん!」
まり「そうなのー。ぷぷ。よろしくね☆雷ちゃん。」
雷ちゃん「…その名前は銀次のみ許すことに…。」
まり「…分かったわ、雷帝。」
桃豚(マリーア、てめぇ、いい加減にしろ~ じたばたじたばた)
レナ「あ、足とか動くんですね。」
まり「基本的にゴムで作ってあるから。ほら(持ち上げて)、伸びるし(びよーん)、縮むし(むぎゅー)、なんと言っても!」
まり「手まり代わりに出来ます。ほーら、ポーンポーン♪」
波児「…容赦ねーな。」
花月「おはようございます。皆さん。」
士度「…ッス。」
笑師「おはよーございますぅ、皆さん~♪」
銀次「おはよー、カヅッちゃん、士度、笑師♪」
花月「おや、マリーアさんが持っている「それ」は…」
士度「…まさか…」
まり「まさかもまさか、蛮よ~♪」
花月、笑師、大爆笑。士度は後ろを向いてぷるぷると震えている。
士度「(…とくるっと振り向いて)…じゃあ、あの蛇ヤローの本体にいるのは?」
花月「気配で分かりませんか?雷帝ですよ。」
士度「…なんかお前に言われると悔しいな。」
笑師「まぁまぁ、そなにたったままで騒がないで。とりあえず座ってコーヒーの注文しまひょ?」
士度「…なんかこいつに言われるのも…」
花月「…腹立ちますね。」
笑師「まぁまぁ、そこの二人、怖い顔せぇへんで、ささ、と。」
無限トリオ、ボックス席へ。
笑師「ブレンド、三人前でお願いします~。」
波児「はいよ。」
銀次「あ、食後のコーヒー、アイスにする?ホットにする?雷ちゃん。」
無限トリオ『ぶっっ』
花月「ぎ、銀次さん…雷…ちゃん、ですか?」
銀次「え?何か悪い?」
士度「悪いことはない…が(ちらりと雷帝を見る)。」
笑師「……………やっぱり「雷帝」と呼ばせて頂きます(無限トリオ、全員頷く)。」
銀次「おかしーかなー?雷ちゃん?」
雷ちゃん「別に?銀次がどう呼んでくれようと、俺は俺だ。…だが。」
全員『だが?』
雷ちゃん「銀次が初めてこの男に「蛮ちゃん」と言った時の反応…良く分かったような気がする。」
桃豚(そーだろそーだろ。言われて初めて分かるだろ。)
雷ちゃん「だからと言って、貴様の諸行に全て唯々諾々と従っていいわけではない。…MAKUBEX」
PCが勝手にたちあがる。
まく『はい。おはようございます、雷帝』
波児「俺の仕事用…完全にのっとってるし…」
雷ちゃん「俺を通じて花月に頼んでおいたものは揃っているか?」
銀次「え?いつ?」
花月「銀次さんが昼間寝ているとき、少しだけ雷帝がお目覚めになったんですよ。…ほんの2~3分ですが。」
銀次「そなんだー。何頼んだの?雷ちゃん。」
まく『ら、雷ちゃん?(画像が少し歪む)』
雷ちゃん「揃っているか?」
まく『は…はい。揃ってます。…こちらの…データになります。』
全員、パソコンの前に移動。
笑師「うぁ…」
士度「ひでぇ…」
花月「ここまでとは…」
まく『ここ二十日ばかりの美堂クンが使用したお金です。』
雷ちゃん(銀次にみせないように周囲に目配せ。全員が頷く。)
夏実「オトナな使い方ですねー。」
レナ「すごいですねー。しかも使いっぱなし。」
頷いていないのがいた!
まり「蛮、このお金は誰のものですか?」
桃豚(ああン?誰のモノって、俺のモノ…)
まり「誰のモノ、で、す、か(びよよよよよーーーーんと引っ張る)」
伸び桃豚(どわわわわわ。…ハイ。オレトギンジクンノモノデス。)
まり「分かればよろしい。」
銀次「ねー雷ちゃん。」
雷ちゃん「何だ?銀次。」
銀次「あのピンクのブタさん、何か話しているの?」
まり(雷帝、銀ちゃんには蛮の声が聞こえないようにしてあるの。)
雷ちゃん(…分かった)…さぁ、世迷言でもぬかしてるんじゃないか?」
伸び桃豚(ぬぁんだとぉぉぉぉぉぉぉ!)
まり(両手を同時に離す)
ぴっちーーーーーーーーーん! ぼてっ、ぼてぼてぼて、ぼて。
落ち桃豚(いってーーーーー!)
銀次「…面白そう。」
雷ちゃん「やめておけ。夜中にウニの幽霊がでてきても守らないぞ。」
銀次「やめてよ~(半泣き)。雷ちゃんのいじわるー!」
雷ちゃん「大丈夫。俺が守るから。」
落ち桃豚(俺は一体………)
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こちらにも表記しておきますが、携帯に対応している掲示板があります。ひょこっと感想など書いてくださると、チューペット歩き(謎)しながらフラメンコの手拍子しながら「アレ!」とフェンシングの試合開始の言葉をいうくらい大喜びします(どんな喜び方が自分でもすでに理解していない)。
上の「リンク」にもはってありますが。
へごれけーじばん(http://hegore.b.9-1.jp/)
よろしくです~。